哲学する日本
非分離・述語制・場所・非自己
山本哲士 著
2021年2月20日発売
ISBN 978-4-910131-09-2
好評、売り切れ書の新書による廉価版。日本文化、日本語、文学から新たな哲学設計の地盤を解明し創出。経済、政治、科学、環境、文化への新たな指針になる。新たな哲学の初まり!新たな新書タイプ。
西欧近代哲学の地盤を覆す! 日本語の論理と日本技術に新たな哲学原理を見出す。
近代西欧の「主客分離/主語制/社会/自己」の原理に代わって、日本の文化資本蓄積から「主客非分離/述語制/場所/非自己」の普遍原理を開示!
世界の指針となる哲学地盤変えの画期的な書。
書籍内容
Ⅰ 哲学地盤の転移:哲学設計の新原理
①章 非分離の哲学
1 非分離の技術
(1) 箸の技術
(2) 非分離の技
2 主客分離から主客非分離への認識論的切断
(1) 哲学表出として
(2) 言語表出として
(3) 認識論的切断
3 非分離の理論生産閾
(1) 理論生産Ⅰの閾
(2) 理論生産Ⅱの閾
(3) 理論生産Ⅲの閾
②章 述語制の哲学
1 述語の技術
2 述語の表現:言語の述語制から
(1) いくつかの述語的な語法・表現の情緒性
(2) 日本語の述語的言語の論理構造
(3) 芸術における述語表現の世界
3 述語制の論理
4 述語的意志
③章 場所の哲学
1 場所の技術
2 場所のことば
(1) 物と場所の違い
(2) 場所の日本語
3 場所の哲学へ
(1) 空間の制覇:西洋哲学/科学の空間言説化
(2) 日本の空間言説
(3) 現代思想における「場所」
4 場所の述語意志 移動する場所
(1) 場所の述語意志
(2) 古代的心性の場所
(3) 場所は動く
Ⅱ 非自己の哲学閾
④章 非自己の哲学
1 自己の哲学 私の哲学
2 自意識の文学・批評に潜む非自己
(1) 小林秀雄という哲学的出来事
(2) 私小説の哲学
(3) 主体性論争における主体
3 非自己の述語性と場所
(1) 自から
(2) 自然
4 非自己の実際領域と理論閾